ボルシア・ドルトムントは、バイエルン・ミュンヘンとの「デア・クラシカー」で2-2の引き分けに持ち込んだ。ハリー・ケインはPKを外した直後に失点に絡み、途中出場のファビオ・シルバが89分に同点ゴールを決めて、アリアンツ・アレーナで最後に笑った。
ケインにとってはバロンドール受賞後初の試合だった。キックオフ前にはミュンヘンで栄誉を称えられ、他の選手とは別に単独で入場した。しかし試合そのものは後半に入って、ケインにとって悪夢のような展開となった。
先制からPK失敗、同点まで
バイエルンはコンラート・ライマーの38分のゴールでリードを奪った。その後57分、ケインが蹴ったPKはクロスバーを叩いた。直後の60分、ドルトムントのセルフ・ギラシーが左足で同点ゴールを決めた。ケインがビルドアップの局面でボールを奪われたことが発端だった。
バイエルンは66分にダヨ・ウパメカノのゴールで再びリードした。このゴールはケインのアシストによるもので、ケインは汚名返上の機会を得たかに見えた。
しかし89分、ベンチから出場したシルバが同点弾を決め、ケインにとって忘れられない夜となった。試合終了間際にはレンナルト・カールがラストキックでクロスバーを叩いたが、ゴールは生まれなかった。ドルトムントは勝ち点を並べたまま、ブンデスリーガの首位に並んでいる。
取り消されたゴールと相次ぐ負傷者
試合の早い段階では、同じくイングランド出身のジョーブ・ベリンガムが先制したかに見えた。ウパメカノがからむミスからのシュートだったが、VARの確認でカーニー・チュクウェメカがゴールキーパーと接触していたことが判明し、ゴールは取り消された。
バイエルンは今季、ホームでの試合で1試合平均5点以上を奪っており、この試合でも攻撃の勢いを見せた。ライマーの先制点は、マイケル・オリーゼが前半に枠を捉えるシュートを放った直後に生まれたものだ。オリーゼのパスでライマーが抜け出し、2度目のシュートで決めた。
一方、バイエルンは厳しい状況に置かれている。過密日程が続くなか、ヴァンサン・コンパニ監督は回復中で指揮を執れず、負傷者も増えている。ルイス・ディアスはすでに離脱しており、イスマイラ・サイバリとセルジュ・ガブリエルは前半に負傷交代した。
バイエルンは無敗記録を維持したが、ライバルとの差を広げる好機を逃した。シルバのゴールとケインの痛恨のミスにより、両チームの成績は同じ水準に並んでいる。
主な場面
- 10分: オリーゼがカーブをかけたシュートでゴール枠を叩く
- 24分: サイバリが1対1の決定機を逃し、負傷交代する
- 34分: ベリンガムのゴールがチュクウェメカのオフサイドで取り消される
- 38分: ライマーが先制点を決める
- 57分: ケインがPKでクロスバーを叩く
- 60分: ギラシーが左足で同点ゴールを決める
- 66分: ウパメカノがケインのアシストから勝ち越しゴールを決める
- 89分: シルバが劇的な同点ゴールを決める