
リオ・ンゴウモハ(18歳52日)が、チャンピオンズリーグでゴールまたはアシストを記録したリバプールの選手として最年少となった。7ゴールが飛び交った試合で、ンゴウモハ自身は得点を挙げなかったが、この夜の主役は間違いなく彼だった。
18歳のンゴウモハは、リバプールがビジャレアルに4-3で勝利した一戦で、他の選手とは明らかに格が違っていた。
ンゴウモハは1年以上前、ニューカッスル戦のアディショナルタイム決勝ゴールで鮮烈なデビューを飾った。以来、出場機会は安定せず、時折見せる輝きで印象を残してきた。今シーズン序盤にはイングランド代表デビューも果たしている。
しかし、この夜のパフォーマンスは違った。チームを鼓舞し、チャンピオンズリーグでの記憶に残る逆転勝利へと導いた。
74分にブラドリー・バルコラと交代するまで、アンフィールドには「リオ、リオ、リオ」のチャントが何度も響き渡った。試合終了の笛が鳴ると、場内にはデュラン・デュランの「リオ」が流れた。UEFAの試合最優秀選手賞を受けた直後、アリソンがンゴウモハを抱きしめる姿も見られた。
「自分がプレーした中でも最高クラスの試合のひとつだ。楽しんでプレーできたし、チームが大いに助けてくれた」とンゴウモハはAmazon Primeに語った。
「ボールを持って1対1や2対1の状況になれば、自分を信じて仕掛ける。このまま冷徹にやり続けるだけだ」
前半の劣勢から流れを変えた18歳
リバプールは前半の大半で精彩を欠き、ビジャレアルに2点をリードされた。そこでンゴウモハが責任を背負い、流れを変え始めた。
アレクシス・マック・アリスターが1点を返すと、ンゴウモハはスペースを見つけて見事なチップパスを送り、ロナルド・アラウホが合わせて同点とした。
後半に入っても、ンゴウモハはこの夜ずっとそうだったように、セルジ・カルドナをかわし、さらにフアン・フォイスを抑え込んでマック・アリスターのゴールを演出し、リバプールが勝ち越した。
その後、フロリアン・ヴィルツが加えた4点目が、結果的に決定的なゴールとなった。
契約交渉は継続中、数字が示す脅威
試合のスタッツだけでも、ンゴウモハの脅威は明らかだった。相手ボックス内で12回のタッチを記録し、ドリブルは8回中7回を成功させ、決定的なアシストを2つ記録した。
ただ、ンゴウモハのプレーは数字だけでは語れない。観衆を沸かせる恐れを知らないプレースタイルがあり、リズムをまったくつかめなかった前半のリバプールで、唯一の明るい材料だった。組織や構造が重視される現代サッカーにあって、相手を剥がす生来の能力が彼を際立たせている。
元リバプールのFW、ダニエル・スターリッジはAmazon Primeでこう語った。「今夜の彼は素晴らしかった。ボールを持てば、この若者には大きな可能性がある。『若者』と言ったが、もう立派な青年だ。非常に高い能力があり、教えて身につくものではない」
「足元でボールを扱う技術は天賦の才だ。そしてトレーニング場で日々積み重ねる努力と、本人がインタビューで話した冷徹さがある。それがいい。彼は決定的な存在になりたがっているし、私はそれが気に入っている」
左サイドでプレーして育ったンゴウモハは、今季は得意とする左での出場時間を得るのに苦労してきた。特にコーディ・ガクポとバルコラが左でプレーすることが多かったためだ。
それでもアンドニ・イラオラ監督はウイングの選手に両サイドでのプレーを求めており、ンゴウモハが短期間で右サイドでの出来を高めたことは印象的だ。
ンゴウモハは、リバプールがブレントフォードに勝った土曜日にも、右サイドでの急成長について語っていた。
「シーズン開幕時のニューカッスル戦から今までで、あそこでのプレーはずっと良くなったと思う」とンゴウモハは話した。
「理解が深まってきた。イングランド代表に招集されたことも大きな助けになった。両サイドでプレーするのが好きだし、引き出しがひとつ増える」
イラオラ監督「浮き沈みはある」
リバプールのファンはンゴウモハに拍手を送り、彼もその後押しに応えた。
イラオラ監督はンゴウモハの姿勢を称え、「持久力の面」でも出場時間が増えていると評価した。一方で、この若者の成長はまだ途上であることを忘れてはならないと強調した。
「彼の姿勢には満足している。我々が改善すべきだと考える点を向上させ、プレーにさらに新しい要素を加えようと意欲的だからだ」とイラオラ監督は語った。
「最近は右サイドで多くプレーし、今は非常に快適そうだ。ただ、まだ18歳で、完成された選手ではない」
「この調子が続くことを願うが、常にこうなるとは限らない」
「成長の過程には浮き沈みがある。それでも、姿勢という点では非常に良い状態にあると思うので、私はうれしく思っている」
新契約をめぐる交渉は続いている。ンゴウモハは現在、17歳の誕生日から数週間後の2025年9月に結んだ、2028年までの契約下にある。
18歳になった今、より好条件で契約を結ぶとみられている。ンゴウモハが週末に語ったとおり、交渉は順調に進んでおり、代理人に委ねられている。
ンゴウモハは、火曜夜のビジャレアル戦のように、プレーで語ることに集中していく。
確かなのは、リバプールが本当に特別な才能を手にしているということだ。クラブは、この才能が今後何年もアンフィールドの観衆を楽しませてくれることを期待している。