ブルーノ・フェルナンデスの調子落ちが深刻になっており、マンチェスター・ユナイテッドは今シーズン勢いをつかめずにいる。マイケル・キャリック監督はキャプテンを外す決断をすべきなのか。日曜日のリーズ・ユナイテッド戦(現地14時キックオフ)が、その答えを左右するかもしれない。
アトレティコ・マドリードへ乗り込んだチャンピオンズリーグの前日、クラブはキャプテンのフェルナンデスについて声明を出した。「軽い怪我の違和感」があるものの、「心配する必要はない」という内容だった。しかし、当日のプレーはそれを裏付けるものではなかった。
この声明は、批判の高まりを和らげる狙いがあったのかもしれない。昨シーズンのプレミアリーグ年間最優秀選手に選ばれた32歳の調子は、キャリック監督にとって予想外の問題となっている。それはユナイテッド全体の現状を映し出してもいる。
これまでチームを何度も救ってきたフェルナンデスだが、現在はチームの足かせとなっている。問題は、攻撃に絡めなければ、ほかに貢献できることがほとんどないという点だ。守備で激しく戦うことは、この選手の役割でもスタイルでもない。とはいえ、ユナイテッドは脆さを抱えており、お荷物を抱える余裕もない。
フェルナンデスは、プレミアリーグで4試合連続のノーゴール・ノーアシストとなっており、これは2025年4月と5月に7試合続いて以来の最長記録だ。
パニックに陥るには早すぎるのだろうか。
フェルナンデスをベンチに下げるのは、キャリック監督にとって大胆な決断になる。まず、代わりに誰を起用するのかという問題がある。最有力候補はメイソン・マウントだろう。マテウス・クーニャも10番としてプレーできる。ただ、どちらを選んでも荒れた状況での実験的な采配になる。リーズのエランド・ロードでの一戦は、落とせない試合と見なされている。
とはいえ、キャリック監督はチームの象徴であり、ユナイテッドで最も優れた選手を外すことの重みも考えなければならない。激動の時期を通じて、オールド・トラフォードの心と伝統を体現してきたのは、この選手ただ一人だからだ。
もしその決断が裏目に出れば、監督はさらに大きな批判にさらされる。簡単な答えはない。
率直に言えば、フェルナンデスは今シーズンずっと本来の状態ではないように見える。今夏のワールドカップで疲労が蓄積したのかもしれない。痛みを抱えながらプレーしているのかもしれない。だがおそらく、責任の重圧がのしかかっているのだろう。マンチェスター・ユナイテッドというクラブが背負う、逃れられない重荷だ。
この決定的なアシスト役は疲れている。チーム唯一の前向きな要素であり続けることに。自身のパフォーマンスが試合結果に直結することに。そして、キャプテンとして、結果が芳しくないときにメディアの批判と向き合わなければならないことに。
元キャプテンのウェイン・ルーニーは、マドリードでのハーフタイムにこう語った。「今日はいいプレーができていないのだから、ブルーノを下げるべきかもしれない」。しかし、アウェイの厳しい試合の流れを変える閃きや決定的なプレーを誰かに託すとすれば、キャリック監督が頼るのはやはりブルーノだろう。
数字が示す信頼
フェルナンデスは、キャリック監督の下で出場可能だった時間の96%をプレーしている。途中交代は3回だけで、マンチェスター・シティ戦、リバプール戦、そして火曜日のアトレティコ戦であり、いずれも81分を過ぎてからだった。ベンチスタートになったのは一度だけで、9月のEFLカップのブライトン戦だった。キャリック監督は彼なしではやっていけない状況にある。
とはいえ、監督自身も選手の調子の落ち込みは認識しているはずだ。数字だけでなく、ボディランゲージも好ましくない。先週のトッテナム戦では、フェルナンデスが最初のパスを出すまでに23分もかかった。いつもの苛立ちの仕草も戻ってきている。
マドリードでは、そのすべてが見られた。顔に手を当て、頭を抱え、腰に手を当てる。そして最後には両手を合わせ、疲れ切ったファンに拍手を送った。試合を見守るファンのエネルギーと忍耐は、どんどん薄れているように見える。
クラブ全体の問題
こうした状況は、より深刻な問題も浮き彫りにしている。火曜日には、リサンドロ・マルティネスがクラブ首脳陣を批判する激しい発言をした。その発言は、口にした瞬間にすぐさま拡散された。
結局のところ、マルティネスは多くの人が本当だと考えていることを口にしたにすぎない。週に3試合をこなすには、ユナイテッドの選手層は質も量も不足している。フェルナンデスの不調は、その不都合な現実の表れでもある。
マンチェスターの一方のクラブが多額の補強をしすぎだと(当然ながら)厳しく批判される一方で、ユナイテッドは補強が少なすぎると非難されている。これはキャリック監督の責任ではない。マルティネスが見事に表現したように、問題は「上層部」にある。
ディフェンシブMFへの投資を渋り、視野が狭いままであることの代償は、ピッチ上で明らかになりつつある。特に過密日程で酷使されている選手たちには、身体的な負担が目に見える形で表れている。しかも、今シーズンの始まりにあった希望と期待も、急速にすり減ってきている。
今週末、経験豊富なリーズに敗れれば、全面的な危機モードに入ることになる。ダニエル・ファーク監督は、その微妙な状況を利用しようとしてくるだろう。そして、そうしない理由はあるだろうか。リーズは、2002年9月以来初めて、この試合でユナイテッドより上の順位で臨む。今のプレミアリーグで、これほど魅力的な相手は少ない。
もしブルーノ・フェルナンデスが、マンチェスター・ユナイテッドを自らの不振から救い出せないのなら、いったい誰にそれができるというのだろうか。